洗濯機や冷蔵庫などの家庭電化製品は、消費者との対話方法が変化しつつあります。文字ベースの小型LCDディスプレイそのものは、ここ数年に作られた洗濯機でも比較的新しいものですが、カラータッチスクリーン式グラフィックLCDに置き換えられ始めています。こうしたディスプレイは、電気機械式押しボタンの機能がタッチスクリーンボタンに変わること以外にも、繊維や衣服の違いに応じて洗濯物の入れ方や、洗濯温度、洗濯プログラムの選択方法を消費者に視覚的に示します。
冷蔵庫は、大型グラフィカルLCD画面によって、かつては難解だった機能を表示するものが現れ始めています。そうした機能としては、エンターテイメント(テレビ、DVD)、ホームコントロールとの統合、テレビ電話との統合、デジタル写真フレーム・アプリケーションや、さらにはインターネット・サーフィンまでがあります。
白物家電メーカは、革新的なグラフィカル消費者インターフェイスを提供することで、製品の差別化に努めています。そうしたメーカは、タッチボタンのメニュー選択をカスタム設定するための、タッチスクリーンのプログラム機能を求めています。このような洗濯機の非常に低価格な点と相反する要件は、ビデオ説明を消費者に見せる必要があることです。
白物家電メーカは、非常に低コストな文字ベースまたはテキスト LCDディスプレイから、大型TFT LCD画面を持ち、ビデオ表示可能な超ハイエンドマシンまでの製品ラインを持つことがあります。通常、マシンは簡単なI/O用のマイクロコントローラをベースとしています。設計上の大きな目標の一つは、すべての洗濯機/冷蔵庫およびすべてのディスプレイタイプに対して、同じコントローラを使用することです。
LCD-Proにより、ラティスは白物家電メーカに対して、既存の業界標準AMBAバスアーキテクチャと、定義済みのグラフィックIPコアのライブラリを、単一のFPGAで提供します。
市場にある低価格SoC(System-On-Chip)ソリューションは、各種のディスプレイ画面をドライブするためのインターフェイスを提供していません。アプリケーション・ソフトウェアは、参照用に提供されたものから大幅な変更が必要になることもよくあります。また、MPEG4やメディアのサポートが提供されていません。設計者は、一般的にアプリケーションをマイクロコントローラからPCに移行するという大規模な作業が必要になり、結果的にコストが大幅に上昇してしまいます。組み込みPCプラットフォームは、小型TFTディスプレイのドライブに適していないため、小型から大型までのディスプレイを持つ機種ラインナップに対する、単一の標準プラットフォームとして役立ちません。さらに、x86プラットフォームと従来からのOSの組み合わせは、コンピュータに慣れているとは限らない大人と子供が操作する家庭用マシンにとって、十分に安定しているとはいえません。
Lattice LCD-Proアドバンスト・タッチスクリーン・ビデオグラフィクス・コントローラには、SoCや組み込みPCに関連する問題が全くありません。システム・アーキテクチャ設計者が、高コストプラットフォームの洗練されたビデオグラフィックスを確保しながらも、超低コストなビルオートメーション用パネルアプリケーションを設計することを可能にします。
LCD-Proではまた、設計者が超低価格からハイエンドまでのアプリケーションに、同じプラットフォームを使用することもできます。