ラティスが民生電子機器の設計を迅速化、容易化
設計者は超低消費電力、低価格のPLDと設計リソースを活用可能
携帯型ゲームコンソール [EN]、デジタル・セットトップボックス [EN]、フラットパネル・ディスプレイ [EN]などの民生機器を開発する電子技術者は、低価格、低消費電力で、多くの場合は小型パッケージの電子システムを、できる限り早く実現するというプレッシャーを受けています。OEMおよびODMのシステム設計者は、市場投入期間に対する要件に対処し、ASICやASSPだけでは対応できない設計上の柔軟性を得るため、システムにプログラマブル・ロジックデバイスを使用する傾向が強まっています。ラティスの低価格プログラマブル・ロジックソリューションを使用すると、同一製品で複数バージョンを非常に短い開発サイクルで導入でき、また既存製品を低リスクでアップグレードすることも可能です。
ラティスが発表した新しいシリーズの開発キットと参照設計は、民生用電子機器の中で非常に低コストで省電力の製品として際立つ存在です。この新しい参照設計には、I2C、SPI、LPCプロトコル・バスコントローラ、プロセッサ/DSPサポート機能が内蔵され、ラティスCPLDおよび電源管理デバイスにとって最適なものになっています。8つの新しい参照設計、ProcessorPMパワーマネージャ・デバイス用開発キット(49ドル)、およびispMACH 4000ZE CPLD用開発キット(69ドル)が発表されました。この新しいキットは、大量生産されるコスト要件が厳しく、低消費電力でサイズに制限のあるアプリケーションのプロトタイピングに最適です。
民生電子機器用CPLDと電源管理デバイス
第2世代のispMACH 4000ZE CPLDファミリは、超低電力、大量生産携帯アプリケーションに最適です。ispMACH 4000ZEは代表的スタンバイ電流がわずか10μA、超小型で省スペースの0.4mmピッチ・ボールグリッドアレイ・パッケージで、3.3V、2.5V、1.8VのI/O規格をサポートし、5V耐性I/Oにも対応しています。ラティスのispMACH 4000ZE CPLDは、電源管理、レベルシフト、および汎用I/O拡張に使用できます。
ProcessorPM(Processor Power Manager)POWR605デバイスは、最大6系統の回路基板電源を監視し、最大5本のオープンドレイン・デジタルI/Oを提供します。このデバイスは、オンチップの16マクロセルCPLDと4本のプログラマブル・タイマを使用して、パルス幅拡張を含むCPUリセットや電源故障割り込みなどの信号を生成できます。2本の汎用デジタル入力もあり、手動リセット入力やウォッチドッグ・タイマ入力など、他のコントロール機能に使用できます。ProcessorPMは4mm×4mm、24ピンQFNSパッケージで提供されます。
新しい開発キット
ispMACH 4000ZEピコ開発キット [EN]は、ispMACH 4000ZE CPLDを評価および設計するための、使いやすく、低価格なプラットフォームです。このキットは2.5インチ×2インチの評価ボードをベースとして、鉛フリー144ピンcsBGAパッケージのLC4256ZEデバイス、電源監視用のパワーマネージャII POWR6AT6、LCDパネル、および拡張ヘッダで構成されます。このピコ評価ボードには、バッテリ駆動の携帯アプリケーションにおける、ispMACH 4000ZE CPLDの使用の評価に役立つ機能が用意されています。CPLDは、グルーロジック、信号規格間のレベルシフトに最適で、I/O数が限られるマイクロプロセッサに付加的インターフェイスを提供します。POWR6AT6デバイスによるオンボード電源監視回路は、CPLDの消費電力を簡単に監視できます。USBケーブル・プログラミング・インターフェイスで、CPLDプログラムを任意のPCホストから変更できます。また、ispLEVER ClassicおよびispVM Systemソフトウェアを使用すると、設計者がVHDL、Verilog HDL、または回路図で入力した独自設計をコンパイルできます。
このキットには、デモ設計が4256ZEおよびPOWR6AT6デバイスにプログラム済みで、主要なCPLDアプリケーションと、バッテリ寿命を延長する省電力手段を確認できるようになっています。CPLDデモ設計には、アップ/ダウンカウンタ、左右シフトレジスタ、およびPOWR6AT6と通信するI2Cバスコントローラが内蔵されています。LCDパネルには、3キャラクタを使ったデモ出力が表示されます。
ispMACH 4000ZE用ispLEVER Classic設計ソフトウェアは、ラティスのウェブサイトから無償でダウンロードできます。
 ProcessorPM開発キット
ProcessorPM開発キットはすぐに使用できる多才なハードウェアプラットホームで、ProcessorPM電源管理デバイスの評価と設計のために用いることができます。本キットは2.5インチ×2インチの評価ボードをベースにしており、鉛フリーで24ピンQFNパッケージのProcessorPM-POWR605デバイスと、パワーマネージャII POWR6AT6、供給電源バスとプロセッサ・インターフェイスをエミュレートする評価回路、および拡張ヘッダを搭載しています。本キットはコンフィグレーション済みのデモデザインを含んでいて、多数のマイクロプロセッサ、DSP、ASSPまたはASICの電源管理シナリオに対応します。デモはプロセッサ用に電圧監視、ウオッチドッグタイマ(WDT)、およびリセット生成器などの主要なサポート機能3つを統合しています。ボードはスイッチと押しボタンで制御されます。スライド式ポテンショメータは、2.5V供給電源系の電源低下状態をエミュレートします。ピンヘッダにより、ProcessorPMの電圧モニタ入力やディジタルI/O、およびPOWR6AT6のI2Cと電源のマージン/トリム用I/Oのプロービングができます。PAC-DesignerとispVMソフトウェアを用いることで、ユーザは設定済みデモデザインを拡張したり、または変更することができます。
キットはプロセッサ・サポート用デモを含んでおり、DIPスイッチ設定でWDTの満了期間を変更したり、リセットパルスを有効にしたり無効にすることができるなど、コンフィグレーション済みProcessorPMデザインの多才さを示します。また押しボタンとスライド式ポテンショメータで、ユーザは供給電源の条件や、手動リセット入力、およびプロセッサインターフェイスをエミュレートすることができます。ボード上のLEDでリセット、割り込み、およびI/Oステートを示します。供給電源系が許容範囲を超えたり、手動リセットが生起する、またはWDTが満了すると、ProcessorPMはリセットやWDT割り込みを示すためにプロセッサへの制御信号をアサートします。
パワーマネージャIIファミリ用のPAC-Designer設計ソフトウェアはLatticeウェブサイトから無償でダウンロードすることができます。
 ProcessorPM開発キット
|