2010年12月
最新のLattice Diamond FPGA設計ソフトウェアが新しいMachXO2 PLDをサポートバージョン1.1では低消費電力でコスト要件の厳しいアプリケーションのサポートを拡充、性能と生産性を向上、そして大規模設計で平均Fmaxが最大20%向上
ラティスのFPGA製品用フラグシップ設計環境であるLattice Diamond FPGA設計ソフトウェアのバージョン1.1が公開され、ダウンロード可能になりました。この重要なアップデートには、新しいMachXO2 PLDファミリのサポート、LatticeECP3 FPGAファミリの完全サポート、MachXO及びMachXO2製品ファミリをサポートするラティス独自の合成エンジンの初期リリースが含まれています。
Lattice Diamond 1.1ソフトウェアには、MachXO2 PLD全ファミリのサポートが含まれています。Lattice Diamond設計環境では、ユーザがターゲットとするコスト要件が厳しく、低消費電力で、大量生産アプリケーションに対して種々設計オプションの推敲が容易です。この種のアプリケーションには、MachXO2ファミリが最適です。
MachXO2及びMachXOデバイスファミリ用として、新しいラティス合成エンジン(LSE)が利用可能になり、最良の結果を得る方法を推敲できるようになりました。LSEは、当初はラティスの社内FPGAアーキテクチャ開発用として、数年前から開発が続けられていたものです。LSEはVerilogとVHDLの両言語に対応し、設計制約にはSDCフォーマットを使用します。Lattice Diamond設計ソフトウェアに同梱され、サポートするデバイスファミリが選択された場合に合成ツールの選択肢として表示されます。
このリリースでは、最近リリースされたECP3-17EAデバイスを含むLatticeECP3 FPGA全ファミリに対して、最終的な電力値、タイミング、及びSSO解析値が反映されています。特に論理合成、MAP、及びPAR実装エンジンに対する不断の改善によって、ECP3-150EAデバイスなどを対象とした大規模設計ではFmaxが平均20%向上しています。sysDSPブロックのカスケード機能をターゲットとするビヘービャHDL記述に対する改善により、特にLattice FIRフィルタIPコアでは性能が30%向上しています。
Lattice Diamond 1.0には直感的な最新のGUIを持ち、ユーザがターゲットとするコストや消費電力、そして性能に適合する設計オプションを容易に推敲するために有用な、新しいいくつかの概念が利用できるようになりました。Diamond 1.1ではこの方法をさらに推し進め、タイミング解析ビューで静的タイミング解析を高速に再計算するなど、いくつかの設計フローが拡充されています。
Lattice Diamond無償ソフトウェアの全ユーザが、混在言語設計をシミュレーションできるようになり、またより大規模な設計を扱えるようになりました。これまでは、この機能を使用できるのはLattice Diamond有償ライセンスを購入したユーザだけでした。
Synopsys社のSynplify Pro Advanced FPGA Synthesisは、サポートされる全てのオペレーティングシステム用のものが付属し、Aldec社Active-HDL Lattice Edition IIシミュレータはWindows用が付属しています。
OEMバージョンのSynplify Pro及びActive-HDLによるラティス・デバイスへの対応に加えて、一般リリース版のSynopsys社Synplify ProとAldec社Active-HDL、そしてMentor Graphics社のModelSim SE及びPrecision RTL Synthesisもラティス・デバイスをサポートしています。
Lattice Diamondソフトウェアは、Windows版とLinux版共にラティスのウェブサイトからダウンロード可能です。ダウンロード及びインストール後は、Lattice Diamond無償ライセンスとLattice Diamond有償ライセンスのどちらでも使用できます。Lattice Diamond無償ライセンスは、ラティスのウェブサイトでリクエストすると直ちに発行され、MachXO2及びMachXO PLDファミリ、LatticeXP2 FPGAファミリ、LatticeECP2 FPGAファミリなど、定評ある多くのラティス・デバイスに無償でアクセスできます。Lattice Diamond無償ライセンスではSynplify Pro for Lattice Synthesisを利用でき、今回のLattice Diamond 1.1リリースでは、有償ライセンスでなければ利用できなかったLattice Edition II混在言語シミュレータも利用できます。
Lattice Diamond有償ライセンスを購入すると、最新のLatticeECP3デバイスを含む全てのラティスFPGAのサポートが追加され、Synplify Pro for Lattice SynthesisとLattice Edition II混在言語シミュレータを利用できるようになります。Lattice Diamond有償ライセンスでは、Lattice Diamondソフトウェアと、既存のispLEVERソフトウェアを1本のライセンスで利用できます。