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LatticeNEWS 2010年9月

多機能デバイス用の手軽な設計ソリューション

あるオフィスオートメーション機器の大手メーカの設計チームは、ProcessorPM(ispPAC-POWR605)およびMachXO(LCMXO640)を使用して、システム・スタンバイからの電源シーケンス制御による起動管理、電圧モニタリング、リセット分配、およびRMII-MII変換を実行しています。

このメーカでは、ヨーロッパ市場向けの汎用コピー機/スキャナ/プリンタ装置のサブシステム電源管理シナリオに、ProcessorPMとMachXOを選択しました。この設計チームはネットワークカード・サブシステムを、今後すべての多機能デバイス(MFD)で標準採用する意向を示しています。

MFDとは?

多機能デバイス(Multi-Function Device)は、白黒またはカラー印刷、コピー、ソート、スキャン、電子メールなど多数のサービスを提供します。また、イーサネット接続を通じて、文書を印刷したり、スキャン画像を送信したりもできます。こうしたシステムの消費電力は50~200 W以上あります。

多機能デバイスは、次の3つのメインブロックで構成されます。

一般的にオフィス環境では、MFDが印刷またはスキャンを常時行うわけではありません。こうしたシステムが使用されない時間もかなりあります。消費電力を最小限に抑えるため、システムはスタンバイモードになります。スタンバイモード中は、ネットワーク・インターフェイスとマンマシン・インターフェイスだけが動作しています。ネットワークまたはキーボードから要求が届くと、システムの電源が投入され、コマンドに応答します。

ProcessorPMとMachXOによるソリューション

ProcessorPMパワーマネージャICを使用すると、シンプルなシーケンス制御とモニタリングによって、スキャナ・サブシステムの順序正しい電源投入が可能になります。MachXOは、ICのリセット管理と周辺ロジックの統合に使用されます。スタンバイ電流の小さいProcessorPM(10μA)とMachXOのスリープモード動作(85μA)を組み合わせると、制御および管理機能に最適なソリューションが得られます。

ネットワークからパケットを受信すると、ネットワーク・コントローラがProcessorPMデバイスを起動します。すると、ProcessorPMが最小限のシーケンス制御とリセット生成などを行い、メインDC-DCコンバータをオンします。供給電圧が安定すると、ProcessorPMがMachXOを起動します。MachXOデバイスが動作可能状態になると、CPUリセットが解除されて、MachXOは回路基板上の他デバイスのリセットを解除します。MachXOでは、ネットワークボードからMFDサブシステムへのチャネリング・パケットの、標準MIIとRMII(Reduced Media Independent Interface)との間の変換バスブリッジ・インターフェイスも実装できます。このようなサブシステムの条件付き電源投入方法を使用すると、スタンバイ電力を1 W未満に抑制できます。

次の図は、ネットワークカードとスキャナ・サブシステムの間の、MDFシステム・インターフェイスの一部を示しています。

 

Multi-Function Device System Interface

 

MachXOとProcessorPMをベースとしたソリューションは、MFD市場に固有のものではありません。この回路のバリエーションは、ネットワークからリモートオン、またはボタンに触れることでオンできる、患者の状態監視システム、実験室の測定機器、数値制御(NC)システムなど、さまざまなシステムに使用できます。

その他の情報

MachXOおよびProcessorPMデバイスの詳細については、ラティスのウェブサイトをご覧頂くか、お近くのラティス販売代理店までお問い合わせください。

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